禅寺の京都五山(きょうとござん)は有名ですが、鎌倉にも五山があります。渡来僧の蘭渓道隆(らんけい どうりゅう)禅師が開山した建長寺は鎌倉五山の第一位に数えられており、その伽藍(がらん)は総門(そうもん)、三門(さんもん)、仏殿(ぶつでん)、法堂(はっとう)、方丈(ほうじょう)が一直線に連なる中国禅宗様式になっています。
建長寺の歴史は古く、京都五山の第三位・建仁寺(けんにんじ)
に次ぐ、国内で最も古い禅寺の一つです。蘭渓禅師は中国臨済宗・純粋禅の法嗣であり、南浦紹明禅師(大応国師)を指導した事もあるそうです。大応国師は建長寺の住職を勤めた事があり、その法脈は応・燈・関と呼ばれ、白隠慧鶴禅師にまで受け継がれています。
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